手羽先コイナーのクリプト雑記帳

暗号通貨に関する色々なことを書いていきます。

心の麻酔

最初に断っておきますが、この記事は暗号通貨とは全く関係ありません。

雑記帳なので、どうかお許しくださいw

 

最近いわゆるストロング系のお酒が流行っています。

安く、手っ取り早く酔えるので年代性別を問わず人気があるようです。

ストロング系を飲む理由は色々あるかと思いますが、一番多いのは手早く酔っ払って日頃の憂さを晴らしたいから、ではないでしょうか。

  

強い酒で酔っ払うということ

人間酔っ払うと、嫌なことはしばらく忘れてしまいます。酔っている間は幸福感すらあります。素晴らしいひと時ですね。

しかし所詮は対症療法、酔っ払っても嫌なことの根本原因はなくならないです。日常的に嫌な思いをさせられる環境で生活していて、そのストレスを解消するために日々強い酒を飲んでいるとしたら、これはもう心に麻酔を打ちながら生きているようなものです。

そんな生活を続けていたら、お酒自体の強さと日常的に晒されるストレスとで、早晩健康を崩すのは明らかですが、今回は健康とはまた違った視点から、つらつらと小言を書いていきます。

(世のおっさん達は色々な責任を背負ったりして、酒の力を借りてでもやらなきゃならんことがあったりしますが、それはひとまず置いておきましょう)

 

心の痛みと向き合うことの大切さ

突然ですが、近代国家のルールはどのような背景をもって生まれたのでしょう?

wikipediaから資料を引っ張ってダラダラとやる気力もないのでサクッといきますが、為政者の国民に対する扱いがあまりにヒドイので制限をかけよう、という意図の元に憲法が制定されました。

そしてこの憲法の縛りの元に、国民を直接縛るルールである法律が制定されました。万一、憲法の縛りから逸脱する法律があれば無効とされるのはご存知の通りかと思います。

経緯を見ればわかる通り、憲法の条文を規定させた大元となるものは、人の感情なんですね。憲法は、こんな扱いはヒドイからやめてくれ、という思いの結晶みたいなものです。

要するに、今の社会のルールを規定する最上位の概念は人の感情、心の痛みなのです。

 

この構造を踏まえた上で、お酒でもなんでも使って、みんながみんな心の痛みを誤魔化しながら生活したとしたらどうだろうか。社会のルールを規定する根本をないがしろにする、それが当たり前の社会というのはどうだろう、果たして暮らしやすいだろうか?

感情を誤魔化すのが当たり前になっている人が、もし為政者になって政治をするようになったらどうなるだろうか?為政者に死ねと言われてわかりましたと素直に死ねるのだろうか?それはいい社会なのだろうか?

不当な扱いを耐え忍ぶために酒をあおる、その人は幸せだろうか?

心を蔑ろにし続けるなら、積もり積もってこんな社会を生み出してしまうのではないか、考えすぎだと笑われるだろうけど。

 

 こういう社会の到来を避けるためにも、個々人が心の痛みと向き合い、根本的に解決する方法を考え出し、実践すること、仕組み化すること。これこそが、人間的な社会を作る方法であり、世の中の幸せを増やす方法である。少なくとも自分はそう信じています。

 

若い人たち

痛みを忘れるために麻酔を常用するようなことは、どうかやめていただきたい。そして心の声に真摯に耳を傾け、行動していただきたい。自分の気持ちにもっと寄り添っていただきたい。

本音ベースで行動することこそが、社会をより良い方向へ向かわせるのです。

ただ正直なところ、自分の本音と向き合うのも、本音ベースで行動するのも、現実的にはかなり難しい。

それでも、我々の世代がダメでも次の世代がやってくれる、そう信じて粘り強く続けていけば、少しずつでも世の中はよくなるはずです。

そんなことを思っていたりいなかったりします。